あとがき
そんなこんなで、「ではまた、来世で」本編終了後のもしもの話、完結です。
連載を終えて一ヶ月、忘れてないかなあ、書けるかなあとドキドキしながら打ち始めた話でしたが、
始めてしまえば驚くほどするすると言葉が飛び出してきました。びっくりした。
本編ではとことん悩まない主人公だったので、番外編では思いっきり悩ませて迷走させてみました。
戦国時代から帰ってきて初めて感じた違和感、男と女ってなにそれおいしーのと戸惑いまくる主人公。
周りの目なんか気にしてみちゃったりして。とことん迷走しています。
ものすごく支離滅裂なことを考えていますが、悩んでる時ってそんなもんじゃないかと。
悩んでいる原因が分からなかったり、自分が納得する一言さえあれば、すうっと霧が晴れたように解決したり。
戦国時代では悩む元就さんに助言することが多かった主人公ですが、
たまには立場逆転させてみたいなあと思って書いた話でした。
最初はもっとシリアスになるはずだった。しかしどう足掻いてもシリアスにならん主人公なのであった。
最後は、あえて友情か恋愛か微妙なラインのまま終わらせています。
これから恋が芽生えるかもしれないし、最後まで友情で突っ走るかもしれない。
主人公の外見と同じく、そのあたりは読んでくださっている方の想像に委ねようと思います。
それでは、最後まで読んでいただきまして、本当にありがとうございました。
2009.04.16 遥
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