あとがき



途中一ヶ月ほど間が空きましたが、スターリーヘヴン無事完結です。

最初に浮かんだのが、天体オタな主人公とシリウスが言い合いをするシーンでした。
そこからモクモクモクモクと妄想は順調に膨らみまして、いざ話を書いてみれば
もうキャラが勝手に動く動く。かなり好き勝手に書かしてもらいました。
ホグワーツの日常は書くのがとても楽しくて、動く主人公につられるように
気付けばキャラそっちのけで普通の日常を書いていたり。
そのせいでかなりあっちゃこっちゃに脱線したのですが、本当に楽しかったです。
本文中に出てくる星の話やら流星群やらなんやらは適当なので真に受けちゃいけません。

シリウスに名前を読んでもらうまで、という話が書きたいなあと思って書き始めたのですが、
想像以上にシリウスと絡まない。焦る、焦る。シリウス友情話なのに。
シリウスは、心を許すまでがすごく頑なだと思うんですよ。
逆に、想像以上に絡んだのがジェームズでした。あと、レギュラスかな。
予定ではレギュラスとはあんなに絡まなかったはずでした。
某菌男のように、ばいばいきーんと悪役よろしく去っていくはずだったのに、
気が付けばあれおかしいな、友情フラグ…?まあいいや、勝手に動くんだものと自己完結。
彼は、兄に対するコンプレックスでいっぱいだと思うんですよね。
嫌いたいけど嫌えない、大好きなお兄ちゃん、でも嫉妬もする、みたいな。ワオ複雑。
まあ、そんな私のこの話に出てくるキャラに対する考察とかはどうでもいい。

主人公は、周りから変人だという認識はされているけどあんまり浮いてないです。
レイブンクローにも親しい友人、先輩は勿論います。
本文中に出てきた彼とか、彼とか。彼女にも多分可愛がられてます。
浅く広く、優先順位の一番目は星。星以外は割と興味の薄い主人公ですが、
これからホグワーツで、星以外にも大切なものを色々と見つけて欲しいものです。親の心境。


最後に。スターリーヘヴンは星空という意味です。星の輝く大空という意味もあり。
いつか流星群を見てみたいものです。長い人生、一度くらいは!
ここまで読んで頂いて、本当に、本当にありがとうございました。


2009.08.09 遥