あとがき
終わった…!竜と旅人、無事完結することができました。
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。
暴走族の主人公と、ちっちゃい伊達の話が書きたいな。
…と思ったのが、この話の生まれたきっかけでした。
最初はトリップしてきて山奥で逞しく暮らしてる主人公と、
迷いこんできた伊達との愉快な掛け合いという小ネタにするつもりだったのですが、
色々と妄想を膨らませているうちに気付けばこんな方向性に。
主人公は戦国時代の生まれですが、15歳の時に現代にトリップしてます。
その時の様子からして、憑依トリップに近いものだと思います。
暴走族の兄ちゃんに世話になりつつ、色々と変な知識を授かります。
そして気付けばまたトリップ。戦国時代に戻ってきます。これがこの話の冒頭ですね。
言葉にすると色々とめんどくさくゴチャゴチャした設定だったので、
「よく分からない主人公」と呼んでいます。なんていうんですかね、これ。出戻り主人公?
あ、ちなみに山賊に使った技は「三千世界」です。プラス風属性付き。バサラなので。
つまり仲間が主人公に見せた本は某海賊漫画のアレです。
見様見真似でやったら使えちゃった!的な。ある意味最強主人公。
幼い梵天丸に色々と間違った知識を植えつけていくところが楽しかったです。
洗脳というか。こうして(色々と間違った)伊達はできていくんだよ!ということを書きたかった。
そしたら想像以上に伊達が懐いてしまった。あれ、これは想定外だった…
もっと淡々とした話になるはずだったのに…すみません、あんまあっさりしてない。
そして伊達が色々と偽者で申し訳ない。あと4年もしたら「レッツパーリー!」って叫んでると思います。
最後の7話はおまけのようなもの。エピローグみたいなもんです。
主人公が何処に行って、誰に「おかえり」と言ってもらっているのかは、ご想像にお任せします。
それでは、本当にいつもの如く最後まで好き勝手書いた話でしたが、
ここまでお付き合い下さり本当にありがとうございました!
2009.08.25 遥
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